発行 |
一般社団法人きりぶえ
|
編集 |
サイネンショー |
印刷・製本 |
修美社 |
デザイン |
三宅航太郎(MAA) |
写真 |
うかぶ LLC、表恒匡、日下部 一司、小山真有、服部滋樹、 松井利夫、三宅航太郎 |
判型 |
B5 版 |
頁数 |
100 P |
陶磁器を再焼成したものを再び社会に還元するプロジェクト
grafが運営するgraf porchにて、陶芸家松井利夫が主宰する「サイネンショー」の展覧会を開催しました。
会期中先行販売していた、書籍「ザ・サイネンショー」が、この度graf online shopでもお求めいただけるようになりました。
サイネンショーは、関西を拠点に活動する芸術家や有志が集まり、使われなくなった陶磁器を回収し再焼成したものを再び社会に還元するプロジェクトです。
廃材を燃料に穴窯で約1300°Cの高温で焼成すると、溶融によって時には原型をとどめないものや、歪んだり器同士がひっついたり、上絵や下 絵が消失したり流れたり、私たちの手の届かない灼熱の窯の中で様々な「窯変」により偶発的に造形された新しい作品として生まれ変わります。
こちらの書籍は、「サイネンショー」の活動10周年を記念し、作品写真をはじめ、松井利夫(サイネンショー主宰)のロングインタビューや窯焚き体験記に加え、様々な分野に携わる方に執筆を委ね、多面的な視点でサイネンショーを捉えた内容となっております。
文中には、弊社代表の服部によるインタビューも掲載されています。
[目次]
#1 山城大督(美術家)×三宅航太郎(デザイナー)
サイネンショーコレクション見せ合いっこ対談
#2 服部滋樹(クリエイティブディレクター)
偶然の様式が新しい用を生む
#3 蛇谷りえ(うかぶLLC)
たみの窯焚き体験記と窯守り阪井さんの語り
#4 サイネンショー
サイネンショーの10年
#5 日下部一司(美術家)
復刻版
#6 村野正景(考古学者)
サイネンショーと考古学
#7 上村博(美学者)
炎の鉛筆、あるいはビスケットの物語
#8 山崎亮(コミュニティー・デザイナー)
「こういうの作れば売れるかな、有名になるかな」と思うこと、思わないこと。
#9 鷲田清一(哲学者)
松井利夫の仕事
#10 松井利夫(陶芸家)
一冊の「無用の美」が生まれる
展覧会は2022年10月15日より、鳥取県にある「たみ」へと巡回します。
鳥取近郊の方は是非足をお運びください。
「サイネンショー_鳥取」
会期|2022年10月15日(土)-24日(月)
時間|10:00-18:00 定休|10月18日(火)、19日(水)
場所|たみ(鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1)
問合せ|0858-41-2026(担当:蛇谷)