太陽の光のような 輪傘草のライト

台湾の原住民であるアミ族と台湾人デザイナーのコラボレーションにより生まれたブランド、KAMARO'ANから、「Cidal Light」のご紹介です。

「Cidal」はアミ族の言葉で太陽を意味しています。シュロガヤツリがまるで太陽の光ように放射状に回転し、私たちを暖かく照らしてくれます。

清流の段丘に生える、成長力の強いシュロガヤツリは、葉の形が傘の骨に似ているために中国語名を「輪傘草」と言います。茎はまっすぐで節がなく1メートル近くになり、アミの人々はこれでゴザを編んでいました。ゴザは部族の家庭の必需品であり、女性たちの日常的な手仕事となっています。

「Cidal Light」は、そんな知恵を取り込み、KAMARO'ANとアミ族のアーティスト舒米‧如妮（Sumi Dongi）とともに2015年にデザイン・開発されました。伝統的な技術と、洗練された現代的なデザインが融合した Cidal Light は海を越えて評価され、台湾工芸品の美しさやその魅力を伝えています。

明かりを付けなくともオブジェとして美しく、和室にも馴染むような素朴な魅力が漂う、輪傘草のライト。KAMARO'ANのシンプルで自然なスタイルは、わたしたち日本人の生活にも深く溶け込んでいきます。

KAMARO'AN

台湾の原住民であるアミ族と台湾人デザイナーのコラボレーションにより生まれたブランド。台湾の土着文化にインスパイアされ、天然素材のみを使用した持続可能な製品づくりにこだわっています。普遍的な価値を求め均質化する現代に、アミ族の伝統工芸やその文化的価値観によるクラフトマンシップを掲げ、モノ本来の純粋な姿や時代を超えた本質を求めるきっかけを提唱します。