grafがデザインを手掛けたランプシェード

1972年に佐賀県で創業したミマツ工芸は長年ろくろを使った家具部品作りを営んできました。一本の杉の年輪をモチーフに、一つの製品を完成させる NENRIN のプロダクト。日本の木を豊かに表現するライトのデザインをgrafが手がけました。

ウッドベースは、厳選された年輪と木目の寄木ブロックを採用し、天然の色味が織り成す模様が特徴です。木目の美しさを引き立てるために、立体的な設計を追求しました。シェードのデザインは、木の構成にあわせてプロポーションを検討し、扇形を描くような構造で木目を際立たせています。平面を立体に起こしたウッドベースに対して、考え方を反転させるように二次元で構成しています。自然の美しさを享受し、空間に温かみと個性を添える一灯としてお楽しみください。

ミマツ工芸
1972年創業。佐賀県南部に広がる筑紫平野。良質な造りで名高い「諸富家具」に携わり、長年ろくろを使った部品づくりを営む。2008年より、その木工技術を活かし、気鋭のデザイナーとともに自社オリジナルの製品を発表。使うひとにとっての本当の心地よさ、本質的に美しいかたちを追求しています。